■過度な円安防止に向けた国内金利政策修正の可能性など注視
第一生命ホールディングス(第一生命HD)<8750>(東証プライム)は4月20日、5日続伸基調となり、午前11時過ぎには2650.0円(27.5円高)まで上げて出直りを続けている。内外の金利上昇が資産運用環境の好転につながるため、米国の金利上昇傾向が好材料視されており、株式市場関係者の中には、円安防止を目的に日銀が超低金利策を修正する場合は更なる買い材料になるとして注目する様子がある。
米金利は直近の債券市場で長期金利の指標になる10年国債の利回りが2018年12月以来の高水準になる2.9%台に乗ったと伝えられた。また、米金融政策当局FRB(連邦準備制度理事会)は2022年中に7回の利上げを行う方針と伝えられ、3月に実施した1回目の利上げ幅は0.25%だったが、2回目以降について、4月上旬にはFRBメンバーが1回の利上げ幅として0.75%の可能性も排除しない見方を示したと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)