［ワシントン ２１日 ロイター］ - バイデン米大統領は２１日、ウクライナに対する８億ドル規模の追加軍事支援を発表し、ウクライナへの支援をさらに強化する姿勢を示した。
大統領はホワイトハウスで演説し、榴弾砲や弾薬、軍用ドローンの提供を確約。米国と同盟国はウクライナに必要な装備と武器を提供するため「可能な限り迅速に動いている」とした。
また、ウクライナ政府に対し５億ドルの直接的な経済支援も実施すると表明。ウクライナへの支援に割り当てられた資金が底をつきかけているため、来週にも議会に追加資金を要求するとした。要求する資金の額は検討中という。
米民主党のペロシ下院議長は記者団に対し、下院は早ければ来週にもウクライナへの追加支援を検討すると述べた。ウクライナへの支援は共和・民主両党から強い支持を得ている。
米政府は今月１３日にも８億ドルの追加軍事支援を発表しており、今回もこれと同規模となる。今週の追加支援を含め、米国のウクライナに対する軍事的支援は合計で３０億ドルを大きく上回っている。
＊動画を付けて再送します。