[ワシントン 27日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は27日、ウクライナに対するバイデン政権の追加支援には食料安全保障のための資金が含まれるとの見通しを示した。
上院歳出小委員会での証言で、小麦の主要生産国としてのウクライナの役割を考慮すると、ロシアのウクライナ侵攻および現在の紛争はウクライナ国内外の食料安全保障に影響を及ぼしていると指摘。米国が国連安全保障理事会の議長国になる5月にも食料安全保障の問題に焦点を当てると述べた。
これとは別に、米農務省(USDA)と国際開発局(USAID)は27日、ロシアのウクライナ侵攻を受けた国際的な食料支援活動に合わせて約7億ドルを拠出すると発表。エチオピア、ケニア、ソマリア、スーダン、南スーダン、イエメンでの緊急食料支援に充てられるという。