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ボーイング、シカゴから首都近郊に本社移転へ

発行済 2022-05-06 05:19
更新済 2022-05-06 09:00
© Reuters. 米航空機大手ボーイング社が本社をシカゴから首都ワシントン近郊のバージニア州アーリントンに移転する計画と、関係筋が5日明らかにした。2006年4月撮影(2022年 ロイター

[ワシントン/シアトル 5日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング社は5日、本社をシカゴから首都ワシントン近郊のバージニア州アーリントンに移転すると発表した。経営不振が続く中、首都に近い立地を選び、顧客、連邦規制当局や議員らとの関係修復に取り組む。

また、アーリントン地域に研究・技術開発拠点を設置する計画も明らかにした。

© Reuters. 米航空機大手ボーイング社が本社をシカゴから首都ワシントン近郊のバージニア州アーリントンに移転する計画と、関係筋が5日明らかにした。2006年4月撮影(2022年 ロイター/File Photo)

デビッド・カルフーン最高経営責任者(CEO)は「顧客や利害関係者に近く、世界クラスのエンジニアや技能人材が確保できる場所だ」と強調した。

ボーイングはこれまでも米連邦航空局(FAA)や議員との関係修復に力を入れてきた。前CEOのデニス・ミューレンバーグ氏は、2回の墜落事故を起こした小型機「737MAX」の審査を巡りFAAと対立したことを受け、2019年に解任された。

同社は01年に本社をワシントン州シアトルからシカゴに移転している。アーリントンには14年に拠点を設けており、ネット通販大手アマゾン・ドット・コムが建設中の第2本社から近い。

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