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個人や短期のヘッジファンドなどによる決算を手掛かりとした日替わり物色が中心

発行済 2022-05-09 08:17
更新済 2022-05-09 08:30
© Reuters.
 9日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。
6日の米国市場はNYダウが98ドル安だった。
4月雇用統計で雇用の伸びが予想を上回り労働市場のひっ迫が再確認されたため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ加速が警戒された。
金利動向に左右される形で、一時上昇に転じる局面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の26885円。

円相場は1ドル130円60銭台で推移している。


 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。
日経平均は6日の上昇部分を失う格好となるため、27000円近辺や25日、75日線接近では上値の重さが意識されやすくなると見られる。
G7首脳はロシア産原油の禁輸に向けて取り組むと表明したことから原油先物相場の上昇のほか、中国・上海でロックダウンの早期解除のめどが立っていないことなども重荷となりそうだ。
先物主導で短期筋の売り仕掛け的な動きが入りやすいと見られ、値動きの荒い展開には注意する必要がありそうだ。


 一方で、今週は決算発表が集中することから、投資家の関心が企業の業績に向かうことになるだろう。
機関投資家は決算が通過するまでは積極的には動かないと考えられ、個人や短期のヘッジファンドなどによる決算を手掛かりとした日替わり物色が中心になると見ておきたい。
また、岸田首相は先週、ロンドンの金融街シティーで講演し「資産所得倍増プラン」を進めることを明らかにした。
また、新型コロナウイルス対策について6月にも段階的に見直す方針を表明し、水際対策のほか国内活動の緩和も視野に入れるようであり、日米金利差拡大による円安基調が続くなか、海外勢による資金流入への期待が高まる可能性がある。
そのため、売り一巡後は次第に底堅さが意識されると見られるほか、売り仕掛け的な動きに対しては押し目狙いの資金流入が意識されよう。


 物色については決算を手掛かりとしたなか、ナスダックが連日で年初来安値を更新している状況であるため、内需系企業の決算反応が注目されよう。
調整が続いていた銘柄については、大幅減益見通しといったものではなければ、ひとまずアク抜け感が台頭する可能性はありそうだ。
なお、6日取引終了後に決算を発表したところでは、JAL (TYO:9201)、テクノスマート (TYO:6246)、ヘリオスTH (TYO:6927)、ヒロセ電 (TYO:6806)、栗田工 (TYO:6370)、アルメディオ (TYO:7859)、JIG−SAW (TYO:3914)辺りが注目されそうである。

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