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注目銘柄ダイジェスト(前場):ヤマダHD、すららネット、イルグルムなど

発行済 2022-05-09 13:08
更新済 2022-05-09 13:15
© Reuters.
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ブイキューブ (TYO:3681):1027円(+38円)
大幅反発。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を1500円から1600円に引き上げている。
イベントDX事業とサードプレイスDX事業を中心とする中期的利益拡大ポテンシャルに注目しているもよう。
また、22年12月期営業利益は会社計画並みの20億円にまで上方修正。
医薬関連の小規模イベントの内製化影響は落ち着き、医薬関連以外も含め中大規模イベントへのシフトが順調に進んでいると指摘。



日製鋼所 (TYO:5631):3025円 ウ -
ストップ安売り気配。
日本製鋼所の子会社である日本製鋼所M&Eが生産した鉄鋼部材で検査不正があったことが明らかになった。
検査データを書き換え、顧客と契約した品質基準を満たしているように装っていたもよう。
検査データを書き換えていたのは、火力発電所で使うタービンの軸材であるロータシャフトなどとされている。
業績への影響は本日中に発表するとしている。
業績への直接的な影響や今後の信頼性の低下などを懸念する動きが強まっているようだ。



ヤマダHD (TYO:9831):471円(+80円)
ストップ高。
発行済み株式数の23.9%に当たる2億株、1000億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。
取得期間は5月9日から1年間。
極めて高水準の規模となり、ポジティブサプライズが強まっているようだ。
なお、22年3月期の決算も同時に発表、営業利益は657億円で前期比28.6%減となり、従来計画の900億円を大きく下振れたが、未達自体は想定線でネガティブインパクトは限定的のもよう。



JFE (TYO:5411):1451円(-143円)
大幅安。
先週末に22年3月期の決算を発表、事業利益は4165億円で従来計画の3900億円を上振れて着地した。
鋼材の値上げ効果などが寄与したもよう。
一方、23年3月期の業績見通しは、原材料価格の乱高下や鋼材価格の動向が不透明であるとして公表を見送っている。
価格上昇に伴う鋼材需要の先行き懸念につながる形となっているほか、株価の下支えとなる配当利回り水準も不透明なため、ネガティブな反応が優勢に。



イルグルム (TYO:3690):759円(-148円)
年初来安値。
22年9月期の営業利益を従来予想の4.70億円から3.40億円(前期実績3.65億円)に下方修正している。
マーケティングプラットフォーム事業の主力サービス「アドエビス」の新規獲得が想定を下回っているため。
商流プラットフォーム事業の「EC-CUBE」で利益率の高い決済手数料収入が予想を下回っていることも利益を圧迫する見通し。
併せて期末配当予想を7.50円から7.00円(前期末実績5.20円)に減額修正した。



JAL (TYO:9201):2211円(-31円)
伸び悩んで反落。
先週末に22年3月期の決算を発表、4月15日の下方修正水準で着地している。
一方、23年3月期の財務・法人所得税前損益(EBIT)は800億円の黒字見通しとしており、市場コンセンサスを大きく上回る水準となっている。
前提として、国内線旅客数をコロナ前の90%程度、国際線は45%程度まで回復すると見込んでいるもよう。
旅客需要の回復見通しはやや強気との見方もあって、買い一巡後は出尽くし感も優勢に。



ラクオリア創薬 (TYO:4579):753円(-22円)
買い先行後、伸び悩み続落。
韓国のHKイノエン社に導出した胃食道逆流症治療薬tegoprazanについて、中国のサブライセンス先であるLuoxin社が同国での販売を開始したと発表している。
ラクオリア創薬はHKイノエン社から開発マイルストン2億円を受領し、22年12月期第2四半期に計上する。
また、tegoprazanの新たな剤形である口腔内崩壊錠の韓国での販売を開始したことも明らかにしている。



すららネット (TYO:3998):1180円(+169円)
大幅に3日ぶり反発。
22年12月期第1四半期(22年1-3月)の営業利益を2.31億円と発表している。
前年同期比増減率は非開示。
AI×アダプティブラーニング教材の高校生版で「古文・漢文」などを新たにリリースした。
また、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択されたほか、アジア開発銀行のパイロット事業に参画した。
通期予想は4.76億円で維持した。
進捗率は48.5%に達しており、第1四半期の好調なスタートが評価されているようだ。

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