[10日 ロイター] - ポーランドは、ロシアの軍事侵攻によるウクライナのエネルギー不足解消に向け、石油製品の供給を拡大する方法を模索している。
また、ウクライナのスヴィリデンコ経済相は、ポーランドはウクライナにとって燃料輸送業者として機能し、毎月20万トン以上の輸送を保証できるとフェイスブックに投稿した。同相によると、ウクライナに先月出荷された燃料はわずか6万トンだった。
ポーランドの週刊誌フプロストによると、サシン副首相はポーランドが原油と石油化学製品の大半を輸入しており、仲介役を務めるには十分な立場にあると述べている。
ウクライナは、クレメンチュク製油所など国内インフラへのロシア軍の攻撃で深刻な燃料不足に直面している。輸送のボトルネックやロシアとベラルーシからの供給停止も状況を悪化させている。
ポーランド当局者は、同国とウクライナで鉄道のレール幅(軌間)が異なるため輸送には課題があるものの、ウクライナへの燃料出荷を増やす用意があると述べた。