(内容を追加しました) [ニューヨーク 26日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17827.75(+12.81) 前営業日終値 17814.94(‐2.96)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4787.32(+29.07) 前営業日終値 4758.25(+3.36)
S&P総合500種 .SPX 終値 2072.83(+5.80) 前営業日終値 2067.03(‐2.38)
26日の米国株式市場は上昇。ハイテク株が上昇を主導し、ダウ工業株30種とS& P総合500種は終値で最高値を更新した。 一方、原油価格が引き続き数年ぶりの安値を試す中、エネルギー株は売られ、相場へ の重しとなった。 ダウ工業株30種 .DJI は12.81ドル(0.07%)高の1万7827.75ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は29.07ポイント(0.61%)高の4787.3 2。 S&P総合500種 .SPX は5.80ポイント(0.28%)高の2072.83。
ハイテク株では、前日に四半期決算を発表したヒューレット・パッカード HPQ.N が 4.1%高、アップル AAPL.O は1.2%上昇した。半導体メーカーのアナログ・デバイ セズ ADI.O が5.5%高となり、同セクターをけん引。フィラデルフィア半導体株指数< .SOX>は2.1%上がった。 一方でS&Pエネルギー株指数 .SPNY は1.1%下落。ノルウェーの油田掘削会社 シードリル SDRL.OL は配当支払いを見送ると発表したことが嫌気され、同社の米国上場 株 SDRL.N は22.8%の急落となった。 農業機械メーカーのディア DE.N は0.9%安。同社はトウモロコシ価格の下落と農 家の所得減少が響き、今四半期は機械の売上高が落ち込むとの見通しを示した。 この日発表された経済指標では、10月の個人消費支出は前月比で小幅な増加にとど まり、同月の耐久財受注統計では、企業の設備投資の先行指標とされる航空機除く非国防 資本財(コア資本財)が2カ月連続のマイナスとなった。だが、11月の米ミシガン大消 費者信頼感指数・確報値は約7年半ぶりの高水準に上昇し、世界的に需要が低迷する中で も米経済は底堅いことがうかがえた。 オークブルック・インベストメンツのピーター・ジャンコウスキ共同最高投資責任者 (CIO)は「経済指標は全体として、景気がそこそこ堅調だとの見方を支持する内容だ 」と指摘。「不振だったパソコン販売が上向くとの期待もあるかもしれない」と述べ、半 導体株が上昇した理由として年末商戦に対する楽観的な見通しを挙げた。 株式市場は27日が感謝祭で休場、28日は短縮取引となる。一部の市場参加者は既 に休暇入りしており、この日の商いは比較的薄かった。米取引所の合計出来高は約48億 株で、今月の1日当たり平均の約63億株を下回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1903で下げ1159(比率は1.6 4対1)、ナスダックが上げ1644で下げ1047(1.57対1)だった。