[東京 19日 ロイター] - 19日の原油先物は堅調。序盤の下げから切り返している。世界的な株安で景気減速が意識されたものの、原油需給逼迫への懸念が優勢となった。
0220GMT(日本時間午前11時20分)時点で、北海ブレント先物7月限は0.97ドル(0.9%)高の1バレル=110.08ドル。序盤には1ドル以上下落していた。
米WTI先物6月限は0.42ドル(0.4%)高の110.01ドル。2ドル以上の下落から回復した。7月限は0.56ドル(0.5%)高の107.60ドル。
双方とも18日は約2.5%下落した。
楽天証券のコモディティアナリスト、吉田哲氏は、原油市場は強気のトレンドを維持していると指摘。欧州連合(EU)によるロシア産原油禁輸が懸案となっており、世界の供給をさらに引き締めると予想されているためという。