[19日 ロイター] - ブラックロックやJPモルガン・チェースなど大手金融機関は、テキサス州に対し、エネルギー企業をボイコットしていないと主張した。
テキサス州では、州の機関が化石燃料エネルギー会社をボイコットしている金融機関に投資することを禁じる新法が成立。金融機関は情報提供を求められていた。
ロイターが入手した13日付の書簡によると、ブラックロックは、テキサス州のグレン・ヘーガー会計監査官に対し、温室効果ガスを削減するさまざまな取り組みに参加していることを認めた上で「当社の投資に関する決定は、顧客に対する受託者義務によって厳密に支配されている」と表明した。
同社はテキサス州の公的年金基金向けに推定240億ドルを運用している。
JPモルガンも、山頂での石炭採掘や北極圏での石油掘削など一部のリスクの高い案件には融資をしていないが、化石燃料エネルギー会社とグリーン技術会社の双方に数十億ドルを融資していると主張した。