[23日 ロイター] - ビデオ会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは23日、今年度(23年1月まで)の利益見通しを引き上げた。リモートワークと出社のハイブリッド勤務が浸透する中、大企業からの堅調な需要を見込む。
株価は引け後の時間外取引で一時15%の大幅高となった。
特別項目を除く1株利益見通しは3.70─3.77ドルと、従来予想の3.45─3.51ドルから上方修正した。
第1・四半期(4月終了)に大口の法人顧客からの収入が31%急増し、売上高全体の52%を占めたと説明。
ケリー・ステッケルバーグ最高財務責任者(CFO)は「法人顧客からの収入が売上高に占める割合が今後ますます高まる」との見通しを示した。
同期に営業利益率は37.2%まで上昇。コンタクトセンターやクラウド電話など企業向けサービスを拡充する取り組みが奏功した。
ただ、売上高は12%増の10億7000万ドルと、過去最低の伸びとなった。