[香港 26日 ロイター] - 世界最大のパソコン(PC)メーカーである中国のレノボ・グループが26日発表した第4・四半期(2022年1─3月)決算は、売上高が166億9000万ドルで、前年同期の156億3000万ドルから6.8%増加した。新型コロナウイルス流行で押し上げられてきたPC需要が減退、増収率は7四半期ぶりの低水準にとどまった。
リフィニティブによるアナリスト9人の平均予想173億6000万ドルを下回った。
一方、株主帰属純利益は4億1200万ドルに増加し、アナリスト予想を上回った。
コロナ流行による需要増を背景に、レノボは第3・四半期(21年10─12月)決算では売上高と利益が過去最高を記録。ただ、最大の市場である中国でオミクロン株の感染が拡大、多くの都市でロックダウン(都市封鎖)が行われ工場が閉鎖されたことから、失速しつつある。
3月までの通期決算は、売上高が18%増の716億ドル、利益は72%増の20億ドルとなり、いずれも1994年の上場以来で最高となった。