[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、ツイッター買収に絡み同社株を操作し下落させたとして、ツイッターの一部株主がマスク氏を提訴したことが明らかになった。
原告側は、マスク氏が3月14日までにツイッター株式5%以上を取得したにもかかわらず、情報を開示せず、その後も購入を続け、1億5600万ドル相当を節約したと主張した。
ツイッターに対しても、マスク氏の行動を調査する義務があると主張。ただ、損害賠償請求は行っていない。
原告は「ツイッターへの出資に関する情報の開示を遅らせることで、マスク氏は相場を操作し、人為的な安値でツイッター株を購入した」と述べた。
また、マスク氏が5月13日にツイッターのスパムや偽アカウントに関する詳細情報が得られるまで買収合意を「一時保留」するとツイッターに投稿するなど、公の場での批判はツイッター株をさらに下落させる試みだと指摘した。