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エルテス Research Memo(5):デジタルリスクへの脅威が高まるにつれて、顧客数の拡大が売上高の伸びをけん引

発行済 2022-06-08 15:05
更新済 2022-06-08 15:15

■エルテス (TYO:3967)の決算動向

1. 過去の業績推移
過去の業績を振り返ると、顧客数の拡大等により順調に業績を伸ばしてきた。
利益面では、2017年2月期にそれまでの過去最高益を更新した一方、連結決算に移行した2018年2月期以降は、将来の事業拡大に向けた先行投資の影響により利益水準は2期連続で低調に推移した。
2020年2月期は事業拡大と新サービスの一部収益化により大幅な増益を実現したものの、2021年2月期はDX化の動きが加速するなかで、新たな事業機会に対応するために先行投資を拡大し、上場後初めての営業損失を計上する結果となった。
しかしながら、2022年2月期はコロナ禍からの段階的な回復や高収益プロダクトの伸びにより、黒字転換している。


財務面に目を向けると、自己資本比率は2016年11月の株式上場に伴う新株発行等により80%を超える水準で推移してきた。
なお、2021年2月期はAnd Securityの買収に伴い自己資本比率は低下したが、50%水準を確保している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)


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