[8日 ロイター] - 四大監査法人の一角である英系デロイトは8日、監査事業とコンサルティング事業を分割する計画を検討中との米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道は「事実でない」と否定した。
WSJは同日、消息筋の話として、デロイトが監査事業とコンサルティング事業の分割を検討し、米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループに接触したと伝えた。
デロイトの広報はロイターに「以前も表明したように、現行のビジネスモデルにコミットしている」と述べた。
大手4社を巡っては、助言業務が監査の質を損なっている可能性や利益相反の可能性があるとして規制当局が厳しい目を向けている。先月にはアーンスト・アンド・ヤング(EY)が監査業務の質向上に向けた選択肢を検討していることが明らかになった。WSJによれば、ゴールドマンはJPモルガン・チェースとともにEYの助言役となっている。