[東京 10日 ロイター] - 三井物産は10日、かんぽ生命保険と不動産などのアセットマネジメント事業で資本業務提携すると発表した。9月末をめどに新会社を設立する。新会社の下でかんぽ生命が投資する私募不動産ファンドを新たに設立し、資産規模は数千億円を目指す。
新会社の設立に際して、三井物産は同社のアセットマネジメント事業子会社である三井物産リアルティ・マネジメントの発行済み株式を新会社に出資し、かんぽ生命は新会社の第三者割当増資を引き受ける。新会社への出資比率は、三井物産が51%、かんぽ生命が49%となる予定。
新ファンドではESG(環境・社会・企業統治)などをテーマに投資する。三井物産は、提携を機に、かんぽ生命との間でESG投資に関連するものを含む新たな運用会社の共同設立など、さらなる協業戦略についても協議するとしている。