■今後の見通し
● 2023年3月期の業績見通し
前澤給装工業 (TYO:6485)の2023年3月期の連結業績予想については、売上高で29,290百万円(前期比1.7%増)、営業利益で1,830百万円(同14.5%減)、経常利益で1,990百万円(同13.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で1,320百万円(同11.9%減)を見込んでいる。
新設住宅着工戸数は復調傾向にあるものの、コロナ禍に伴う経済活動の制限やウクライナ情勢長期化の見通しなどから、資源や原材料の調達懸念は払拭されず、円安の進行とともに急速な価格高騰が続いている。
このような事業環境のなかで同社は、コスト上昇による収益低下を食い止め、確実に収益機会を捉えるため、原材料価格の上昇分を適切に販売価格へ反映することに加え、業務効率化によるコスト削減を推進する方針だ。
なお、各利益は減益の見通しとなっているものの、直近の急激な為替変動を受け為替レートを保守的に見積もった部分が大きい。
原材料の調達コストが安定すること、原材料高を適切に販売価格へ反映することができれば、予想を上回って着地する可能性があると弊社では見ている。
同社は業界のリーディングカンパニーであることから、比較的値上げしやすい立ち位置にあるという。
また、同業他社も無理な価格競争により疲弊することを避ける傾向にあると推測される。
これらの結果、原材料価格の上昇分を適切に販売価格に反映し、適正な利益水準に回復することは可能であると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
● 2023年3月期の業績見通し
前澤給装工業 (TYO:6485)の2023年3月期の連結業績予想については、売上高で29,290百万円(前期比1.7%増)、営業利益で1,830百万円(同14.5%減)、経常利益で1,990百万円(同13.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で1,320百万円(同11.9%減)を見込んでいる。
新設住宅着工戸数は復調傾向にあるものの、コロナ禍に伴う経済活動の制限やウクライナ情勢長期化の見通しなどから、資源や原材料の調達懸念は払拭されず、円安の進行とともに急速な価格高騰が続いている。
このような事業環境のなかで同社は、コスト上昇による収益低下を食い止め、確実に収益機会を捉えるため、原材料価格の上昇分を適切に販売価格へ反映することに加え、業務効率化によるコスト削減を推進する方針だ。
なお、各利益は減益の見通しとなっているものの、直近の急激な為替変動を受け為替レートを保守的に見積もった部分が大きい。
原材料の調達コストが安定すること、原材料高を適切に販売価格へ反映することができれば、予想を上回って着地する可能性があると弊社では見ている。
同社は業界のリーディングカンパニーであることから、比較的値上げしやすい立ち位置にあるという。
また、同業他社も無理な価格競争により疲弊することを避ける傾向にあると推測される。
これらの結果、原材料価格の上昇分を適切に販売価格に反映し、適正な利益水準に回復することは可能であると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)