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日経平均は大幅に3日続落。
13日の米株式市場でNYダウは876ドル安と大幅に4日続落。
インフレ高進・連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペース加速を警戒する動きが続いた。
中国での新型コロナ流行再燃が懸念されたほか、暗号資産市場の急落も投資家心理を悪化させ、売りが加速。
ナスダック総合指数も-4.68%と大幅に4日続落し、主要株価指数は揃って年初来安値を更新。
米国株安を引き継いで日経平均は431.69円安と大幅下落でスタート。
寄り付き直後に一時下げ渋ったが、再び失速すると、前場中ごろには26357.90円(629.54円安)まで下落。
午後は時間外取引のナスダック100先物が大きく上げ幅を広げたことが短期筋の買い戻しを誘い、緩やかに下げ幅を縮める展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比357.58円安の26629.86円となった。
東証プライム市場の売買高は12億6090万株、売買代金は3兆0333億円だった。
セクターでは空運、精密機器、不動産を筆頭に全般売り優勢。
一方、海運と銀行の2業種が上昇した。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の76%、対して値上がり銘柄は21%となった。
個別では、ソフトバンクG (TYO:)、東エレク (TYO:)、ソニーG (TYO:)のハイテク株のほか、トヨタ自 (TYO:)やデンソー (TYO:)が大幅続落。
これまで強い動きが続いてきた三菱重工 (TYO:)などの防衛関連株のほか、東邦チタニウム (TYO:)、三菱商事 (TYO:)
などの資源関連株も軟調。
一方、大阪チタニウム (TYO:)は午後に切り返してプラス転換。
KDDI (TYO:)、NTT (TYO:)の通信株は売り優勢。
JAL (TYO:)、JR東海 (TYO:)といった旅行関連も大幅安。
東証プライム値下がり率上位にはMSOL (TYO:)、スノーピーク (TYO:)などの中小型グロース(成長)株が多くランクイン。
東建コーポ (TYO:)とHamee (TYO:)は決算発表を受けて急落し、値下がり率上位を占めた。
神戸物産 (TYO:)やエイチ・アイ・エス (TYO:)も決算絡みで売られた。
東和薬品 (TYO:)、日産化学 (TYO:)はレーティング格下げが嫌気されて大幅安。
一方、半導体関連のなかでレーザーテック (TYO:)が逆行高。
郵船 (TYO:)や川崎汽船<
9107>など大手海運株も朝安後に切り返して大幅高。
米長期金利の上昇が景気後退懸念を一部相殺できる三井住友 (TYO:)、第一生命HD (TYO:)の金融株が堅調。
東証プライム売買代金上位の常連となったダブル・スコープ (TYO:)は大幅に反発。
上半期の上振れ着地がポジティブサプライズとなったグッドコムアセット (TYO:)は急伸し、東証プライム値上がり率トップにランクイン。
鳥貴族HD (TYO:)、ラクーンHD (TYO:)らは前日の好決算が引き続き評価された。
ほか、国内証券によるレーティング最上位でのカバレッジ開始を受けてIDOM (TYO:)が買われた。
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