[バルセロナ(スペイン) 20日 ロイター] - サッカーの元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏(41)は20日、バルセロナ(スペイン)時代の脱税罪を認めた。これを受け、スペインの裁判所は執行猶予付きの禁錮22カ月の判決を言い渡した。
エトー氏は2006─09年の間に脱税した380万ユーロ(約5億4000万円)のほか、180万ユーロの罰金を支払うことに合意した。同氏は肖像権の収入を申告していなかった。
エトー氏はバルセロナの法廷で「事実を認め、払うべきものは払う。しかし当時の私はまだ若く、父親のように思っていた元代理人のホセ・マリア・メサレスから頼まれたことを常にやっていた」と釈明した。
メサレス氏には執行猶予付きの禁錮1年の判決が下された。検察側は両者に4年6カ月の実刑判決を求めていたが、初犯で刑期も2年未満だったことで猶予刑となった。