23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり106銘柄、値下がり112銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は小幅続落。
2.84円安の26146.71円(出来高概算5億3388万株)で前場の取引を終えている。
22日の米株式市場ではNYダウが47.12ドル安と小幅反落。
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委員会証言でインフレ抑制を強く公約すると同時に景気後退の可能性を否定しなかった。
これにより、利上げが想定程には急速に進まないとの思惑から買い戻しが強まる場面があった。
バイデン大統領がインフレ対策としてガソリン税免除を議会に提案したことも支援要因となった。
しかし、根強い景気後退懸念が上値を抑制し、結局小幅安で終了。
ナスダック総合指数も-0.14%と小幅反落。
日経平均は14.66円安からスタートも、前日にNYダウ先物の下落を受けて米株安を織り込んでいたこともあり、イベントの無難通過による安心感から上昇転換。
朝方には26401.97円(252.42円高)まで上昇した。
しかし上値も重く、その後失速すると前引けにかけて再び下落に転じた。
個別では、郵船 (TYO:9101)や商船三井 (TYO:9104)の海運株が大きく下落しており、住友鉱 (TYO:5713)、大阪チタ (TYO:5726)、INPEX (TYO:1605)など市況関連株が大幅安。
三菱商事 (TYO:8058)や丸紅 (TYO:8002)など商社株、日本製鉄 (TYO:5401)、三菱重 (TYO:7011)、コマツ (TYO:6301)、クボタ (TYO:6326)などの景気敏感株も軟調。
信越化 (TYO:4063)、キーエンス (TYO:6861)など値がさ株の一角も大幅に下落。
東エレク (TYO:8035)やアドバンテスト (TYO:6857)などの半導体関連や、新光電工 (TYO:6967)、村田製 (TYO:6981)などのハイテク株は朝高後に失速して下落転換。
新型コロナ治療薬の継続審議が嫌気された塩野義 (TYO:4507)は大きく下落している。
一方、ソフトバンクG (TYO:9984)、ファーストリテ (TYO:9983)が堅調。
東京海上 (TYO:8766)が大きく上昇しており、中外製薬 (TYO:4519)やアステラス製薬 (TYO:4503)などの医薬品、JR西 (TYO:9021)、JAL (TYO:9201)などの旅行関連、花王 (TYO:4452)や資生堂 (TYO:4911)などの内需系がしっかりとした動き。
非公開化を巡る買収価格に関する報道が材料視された東芝 (TYO:6502)のほか、中国での合弁会社設立を発表したロート製薬 (TYO:4527)、今期大幅増益見通しを公表したサツドラホールディングス (TYO:3544)がそれぞれ急伸。
また、レーティング格上げが観測されたMonotaRO (TYO:3064)、カルビー (TYO:2229)、鴻池運輸 (TYO:9025)、ミクニ (TYO:7247)なども大幅に上昇。
セクターでは海運、鉱業、非鉄金属が下落率上位となった一方、空運、保険、陸運が上昇率上位となった。
東証プライムの値下がり銘柄は全体の34%、対して値上がり銘柄は60%となっている。
値下がり寄与トップは信越化 (TYO:4063)となり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。
同2位は塩野義薬 (TYO:4507)となり、東エレク (TYO:8035)、コナミHD (TYO:9766)、電通グループ (TYO:4324)、ソニーG (TYO:6758)、住友鉱 (TYO:5713)などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ (TYO:9983)となり1銘柄で日経平均を約34円押し上げた。
同2位はソフトバンクG (TYO:9984)となり、中外薬 (TYO:4519)、アステラス薬 (TYO:4503)、テルモ (TYO:4543)、ダイキン (TYO:6367)、エーザイ (TYO:4523)がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26146.71(-2.84)
値上がり銘柄数 106(寄与度+136.40)
値下がり銘柄数 112(寄与度-139.24)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(TYO:9983) ファーストリテ 70470 970 +34.09
(TYO:9984) ソフトバンクG 5071 46 +9.70
(TYO:4519) 中外薬 3473 75 +7.91
(TYO:4503) アステラス薬 2154.5 38.5 +6.77
(TYO:4543) テルモ 3989 38 +5.34
(TYO:6367) ダイキン工 20490 150 +5.27
(TYO:4523) エーザイ 5471 119 +4.18
(TYO:4568) 第一三共 3237 37 +3.90
(TYO:8766) 東京海上 7853 194 +3.41
(TYO:2413) エムスリー 3613 38 +3.21
(TYO:2801) キッコマン 6820 80 +2.81
(TYO:9735) セコム 8170 75 +2.64
(TYO:4704) トレンド 6540 70 +2.46
(TYO:2502) アサヒ 4477 68 +2.39
(TYO:4452) 花王 5321 62 +2.18
(TYO:9613) NTTデータ 1876 11 +1.93
(TYO:9433) KDDI 4475 9 +1.90
(TYO:8830) 住友不 3664 51 +1.79
(TYO:4151) 協和キリン 3050 50 +1.76
(TYO:2503) キリンHD 2200 42.5 +1.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(TYO:4063) 信越化 14535 -615 -21.61
(TYO:4507) 塩野義薬 6456 -330 -11.60
(TYO:8035) 東エレク 44630 -270 -9.49
(TYO:9766) コナミHD 7590 -150 -5.27
(TYO:4324) 電通グループ 4150 -140 -4.92
(TYO:6758) ソニーG 11235 -135 -4.74
(TYO:5713) 住友鉱 4296 -251 -4.41
(TYO:6861) キーエンス 46220 -1170 -4.11
(TYO:6305) 日立建機 3040 -110 -3.87
(TYO:6857) アドバンテス 7090 -50 -3.51
(TYO:7203) トヨタ自 2137.5 -18.5 -3.25
(TYO:6902) デンソー 7207 -88 -3.09
(TYO:6971) 京セラ 7188 -41 -2.88
(TYO:3659) ネクソン 2743 -40 -2.81
(TYO:6724) エプソン 2059 -40 -2.81
(TYO:6301) コマツ 2998.5 -73.5 -2.58
(TYO:6762) TDK 4170 -20 -2.11
(TYO:8058) 三菱商事 4001 -60 -2.11
(TYO:7267) ホンダ 3372 -26 -1.83
(TYO:6098) リクルートHD 3920 -14 -1.48
日経平均は小幅続落。
2.84円安の26146.71円(出来高概算5億3388万株)で前場の取引を終えている。
22日の米株式市場ではNYダウが47.12ドル安と小幅反落。
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委員会証言でインフレ抑制を強く公約すると同時に景気後退の可能性を否定しなかった。
これにより、利上げが想定程には急速に進まないとの思惑から買い戻しが強まる場面があった。
バイデン大統領がインフレ対策としてガソリン税免除を議会に提案したことも支援要因となった。
しかし、根強い景気後退懸念が上値を抑制し、結局小幅安で終了。
ナスダック総合指数も-0.14%と小幅反落。
日経平均は14.66円安からスタートも、前日にNYダウ先物の下落を受けて米株安を織り込んでいたこともあり、イベントの無難通過による安心感から上昇転換。
朝方には26401.97円(252.42円高)まで上昇した。
しかし上値も重く、その後失速すると前引けにかけて再び下落に転じた。
個別では、郵船 (TYO:9101)や商船三井 (TYO:9104)の海運株が大きく下落しており、住友鉱 (TYO:5713)、大阪チタ (TYO:5726)、INPEX (TYO:1605)など市況関連株が大幅安。
三菱商事 (TYO:8058)や丸紅 (TYO:8002)など商社株、日本製鉄 (TYO:5401)、三菱重 (TYO:7011)、コマツ (TYO:6301)、クボタ (TYO:6326)などの景気敏感株も軟調。
信越化 (TYO:4063)、キーエンス (TYO:6861)など値がさ株の一角も大幅に下落。
東エレク (TYO:8035)やアドバンテスト (TYO:6857)などの半導体関連や、新光電工 (TYO:6967)、村田製 (TYO:6981)などのハイテク株は朝高後に失速して下落転換。
新型コロナ治療薬の継続審議が嫌気された塩野義 (TYO:4507)は大きく下落している。
一方、ソフトバンクG (TYO:9984)、ファーストリテ (TYO:9983)が堅調。
東京海上 (TYO:8766)が大きく上昇しており、中外製薬 (TYO:4519)やアステラス製薬 (TYO:4503)などの医薬品、JR西 (TYO:9021)、JAL (TYO:9201)などの旅行関連、花王 (TYO:4452)や資生堂 (TYO:4911)などの内需系がしっかりとした動き。
非公開化を巡る買収価格に関する報道が材料視された東芝 (TYO:6502)のほか、中国での合弁会社設立を発表したロート製薬 (TYO:4527)、今期大幅増益見通しを公表したサツドラホールディングス (TYO:3544)がそれぞれ急伸。
また、レーティング格上げが観測されたMonotaRO (TYO:3064)、カルビー (TYO:2229)、鴻池運輸 (TYO:9025)、ミクニ (TYO:7247)なども大幅に上昇。
セクターでは海運、鉱業、非鉄金属が下落率上位となった一方、空運、保険、陸運が上昇率上位となった。
東証プライムの値下がり銘柄は全体の34%、対して値上がり銘柄は60%となっている。
値下がり寄与トップは信越化 (TYO:4063)となり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。
同2位は塩野義薬 (TYO:4507)となり、東エレク (TYO:8035)、コナミHD (TYO:9766)、電通グループ (TYO:4324)、ソニーG (TYO:6758)、住友鉱 (TYO:5713)などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ (TYO:9983)となり1銘柄で日経平均を約34円押し上げた。
同2位はソフトバンクG (TYO:9984)となり、中外薬 (TYO:4519)、アステラス薬 (TYO:4503)、テルモ (TYO:4543)、ダイキン (TYO:6367)、エーザイ (TYO:4523)がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26146.71(-2.84)
値上がり銘柄数 106(寄与度+136.40)
値下がり銘柄数 112(寄与度-139.24)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(TYO:9983) ファーストリテ 70470 970 +34.09
(TYO:9984) ソフトバンクG 5071 46 +9.70
(TYO:4519) 中外薬 3473 75 +7.91
(TYO:4503) アステラス薬 2154.5 38.5 +6.77
(TYO:4543) テルモ 3989 38 +5.34
(TYO:6367) ダイキン工 20490 150 +5.27
(TYO:4523) エーザイ 5471 119 +4.18
(TYO:4568) 第一三共 3237 37 +3.90
(TYO:8766) 東京海上 7853 194 +3.41
(TYO:2413) エムスリー 3613 38 +3.21
(TYO:2801) キッコマン 6820 80 +2.81
(TYO:9735) セコム 8170 75 +2.64
(TYO:4704) トレンド 6540 70 +2.46
(TYO:2502) アサヒ 4477 68 +2.39
(TYO:4452) 花王 5321 62 +2.18
(TYO:9613) NTTデータ 1876 11 +1.93
(TYO:9433) KDDI 4475 9 +1.90
(TYO:8830) 住友不 3664 51 +1.79
(TYO:4151) 協和キリン 3050 50 +1.76
(TYO:2503) キリンHD 2200 42.5 +1.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(TYO:4063) 信越化 14535 -615 -21.61
(TYO:4507) 塩野義薬 6456 -330 -11.60
(TYO:8035) 東エレク 44630 -270 -9.49
(TYO:9766) コナミHD 7590 -150 -5.27
(TYO:4324) 電通グループ 4150 -140 -4.92
(TYO:6758) ソニーG 11235 -135 -4.74
(TYO:5713) 住友鉱 4296 -251 -4.41
(TYO:6861) キーエンス 46220 -1170 -4.11
(TYO:6305) 日立建機 3040 -110 -3.87
(TYO:6857) アドバンテス 7090 -50 -3.51
(TYO:7203) トヨタ自 2137.5 -18.5 -3.25
(TYO:6902) デンソー 7207 -88 -3.09
(TYO:6971) 京セラ 7188 -41 -2.88
(TYO:3659) ネクソン 2743 -40 -2.81
(TYO:6724) エプソン 2059 -40 -2.81
(TYO:6301) コマツ 2998.5 -73.5 -2.58
(TYO:6762) TDK 4170 -20 -2.11
(TYO:8058) 三菱商事 4001 -60 -2.11
(TYO:7267) ホンダ 3372 -26 -1.83
(TYO:6098) リクルートHD 3920 -14 -1.48