[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は大幅続落して終了した。6月の米消費者信頼感が悪化したことで楽観的な見方が後退し、インフレ対応に向けた連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げで米経済が景気後退(リセッション)に陥るとの懸念が高まった。
主要3指数の中では、ハイテク銘柄が多いナスダック総合が最も大きく下落。アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムの下げが重しになった。
チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「消費者信頼感指数が発表されるまで市場は順調だったが、弱い内容を受けて売りに転じた」と話した。
月末と第2・四半期末を2日後に控え、S&P総合500種は上期のパフォーマンスが1970年以来最大の下げとなる見通しだ。
また3指数はいずれも15年以降初めて2四半期連続で下落する勢いとなっている。
コンファレンス・ボード(CB)が28日発表した6月の米消費者信頼感指数は前月から4.5ポイント低下し、21年2月以来の低水準となった。期待指数は13年3月以来の低水準を付けた。
CBの現況指数と期待指数の差が拡大し、景気後退の前兆を示すことが多い水準に達している。
S&P主要11セクターでは10セクターが下落。一般消費財の下落率が最大だった。エネルギーは原油価格の上昇に支援され唯一プラスとなった。
スポーツ用品大手ナイキは売上高見通しが予想を下回ったことを受け7%下落した。
石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムは4.8%上昇。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが株式を買い増したことが背景。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.28対1の比率で上回った。ナスダックでも2.70対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は115億4000万株。直近20営業日の平均は129億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 30946.99 -491.27 -1.56 31549.05 31885.0 30934.33
9
前営業日終値 31438.26
ナスダック総合 11181.54 -343.01 -2.98 11542.24 11635.8 11177.68
6
前営業日終値 11524.55
S&P総合500種 3821.55 -78.56 -2.01 3913.00 3945.86 3820.14
前営業日終値 3900.11
ダウ輸送株20種 13280.43 -233.24 -1.73
ダウ公共株15種 957.84 -3.59 -0.37
フィラデルフィア半導体 2642.07 -71.40 -2.63
VIX指数 28.36 +1.41 +5.23
S&P一般消費財 1094.58 -45.95 -4.03
S&P素材 472.37 -5.10 -1.07
S&P工業 740.94 -8.61 -1.15
S&P主要消費財 746.82 -10.09 -1.33
S&P金融 531.41 -4.96 -0.93
S&P不動産 257.65 -3.63 -1.39
S&Pエネルギー 577.42 +15.18 +2.70
S&Pヘルスケア 1486.34 -26.26 -1.74
S&P通信サービス 188.47 -5.67 -2.92
S&P情報技術 2248.29 -69.69 -3.01
S&P公益事業 352.42 -1.27 -0.36
NYSE出来高 9.69億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 26800 - 270 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 26745 - 325 大阪比
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