[ベルリン/ロンドン 28日 ロイター] - ドイツの政府当局者は28日、ロイターに対し、液化天然ガス(LNG)をカナダ東部沿岸から欧州に輸出する案について、カナダと協議していると明らかにした。カナダの首相府はコメント要請に応じなかった。
カナダのウィルキンソン天然資源相は5月、東部沿岸に建設する2カ所のLNG輸出施設に関し、プロジェクトをどのように加速させ、欧州にガス供給を増やすことができるかについて、政府と企業が話し合っていると明かしていた。
ドイツは、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシア産の天然ガスなどエネルギー輸入の段階的廃止に向けて動いている。ドイツはロシア産に代わるエネルギー源や供給ルートを模索しており、国内初のLNGターミナルを建設する計画だ。