[チューリヒ 29日 ロイター] - 独エンジニアリング・グループのシーメンスは29日、米半導体大手エヌビディアと産業用メタバースの構築で提携する取り決めに調印した。強化された仮想現実環境であるメタバースにより、企業は工場や建物の運営コストを圧縮し、新製品の設計を加速する。
シーメンスは同時に新たなオープン方式の製造業向けデジタルプラットフォーム「Xcelerator」も立ち上げた。エヌビディアとの提携合意はXceleratorの土台となる。
Xceleratorはクラウドベースのプラットフォームで、シーメンスが掲げるデジタル関連事業を毎年10%拡大する野心的な目標の一部とされる。提携に従ってシーメンスのXceleratorは、エヌビディアの3D設計プラットフォーム「オムニバース」と接続する。