[東京 30日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比51円32銭安の2万6753円28銭と、続落してスタート。月末とあって売り買いともに手控えが想定されていたが、寄り付き前に発表された5月鉱工業生産指数が想定以上に悪化したことが嫌気され、シカゴ日経平均先物価格を下回る動きとなっている。
24年ぶりに137円台となったドル高/円安の動きから、輸出関連株の動きが注目されたものの、総じて軟調な始まりとなった。ただ、売り一巡後は全体的に戻り歩調となっている。
経済産業省が30日発表した5月鉱工業生産指数速報は前月比7.2%低下となった。2カ月連続の減少。ロイターの事前予測調査では同0.3%低下と予想されており、これを下回った。