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ロシア産コーラ「チェルノゴロフカ」に商機、米同業撤退で

発行済 2022-06-30 10:41
更新済 2022-06-30 10:45

[モスクワ 29日 ロイター] - 米清涼飲料大手コカ・コーラと同業ペプシコがロシアでの炭酸飲料の販売を停止したことを受け、ロシア生まれの飲料「コーラ・チェルノゴロフカ」のメーカーが商機に期待を膨らませている。

飲料メーカーのチェルノゴロフカはモスクワ近郊の町にちなんだ社名で、1998年創業。今年は国内のホテルや飲食店での取り扱いが倍増しており、米ハンバーガーチェーンのバーガーキングや米ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)のロシア国内の店舗でも4月以降、コーラ・チェルノゴロフカを提供しているという。

バーガーキングやKFCではチェルノゴロフカの栄養ドリンク「バイカル」やレモネード「ダッチェス」も販売している。チェルノゴロフカは今後取り扱う商品のラインアップ拡大に向け、バーガーキングと交渉している。

バーガーキングの親会社レストラン・ブランズ・インターナショナル(RBI)は、ロシア店舗に対する支援を3月に停止したが、法律上の問題で、およそ800店に上るフランチャイズ店舗との提携を終了・閉鎖できないままとなっている。

米ヤム・ブランズが運営するKFCはロシアへの投資を休止し、直営70店舗の運営を停止した。ただ、独立したフランチャイズ店舗1000店の大半については、ヤムの権限が限られているため、営業が続いている。

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