[東京 30日 ロイター] - フジテックは30日、コーポレートガバナンス(企業統治)の基本方針を改定し、取締役や主要株主との取引について「原則として行わない」方針を盛り込んだと発表した。やむを得ず行う場合のみ、法令や内規に従って社外取締役などが出席する取締役会の決議で取引条件が相当かを確認するとしている。
同社を巡っては創業家の内山家との取引に関し、株主の投資ファンド、オアシス・マネジメントが問題視し、23日の株主総会直前に内山高一社長(現会長)の取締役再任議案を取り下げるなどの経緯があった。
今回の基本方針改定では、取締役会議長について、取締役会が定める社外取締役が務めることも打ち出した。