[チュニス 8日 ロイター] - 女子テニスで、アラブ人選手として初めて四大大会のシングルス決勝進出を果たしたオンス・ジャブール(27)について、母国チュニジアのスポーツ相が「幸福大臣」と呼び、称賛の言葉を贈った。
ジャブールは7日に行われた四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権の準決勝でタチアナ・マリア(ドイツ)を6─2、3─6、6─1で制し、アラブ人選手として初、そしてアフリカ出身の女子選手としても史上初の決勝進出を決めた。
チュニジアのスポーツ相は、ジャブールの活躍によって、首都チュニスの人々は新たにテニスを愛するようになったとし、同選手が帰国した際には、大規模な公式レセプションが開かれるだろうとコメント。「チュニジア人は自分たちの問題を忘れ、みんなオンスを誇りに思っている。彼女はまさに幸福大臣だ」と述べ、自身も決勝を観戦するためにロンドンを訪問するつもりでいるとも話した。
10日の決勝では、カザフスタン勢として初の四大大会決勝に挑むエレーナ・ルバキナ(23)と対戦する。