[12日 ロイター] - オーストラリアの連邦裁判所は米グーグルに6000万豪ドル(約4270万ドル)の罰金支払いを命じた。豪競争・消費者委員会(ACCC)が12日発表した。個人の位置情報の収集に関してユーザーに誤解を与えたとしている。
2017年1月から18年12月の間にアンドロイド端末を通じて行われた位置情報の収集を問題視した。
アンドロイド端末の「ロケーション履歴」設定が位置情報収集の唯一の方法とユーザーに誤って認識させていたという。実際はウェブ上やアプリの活動を監視する機能により、ユーザーデータの収集と保存が可能だった。
ACCCによると、国内で130万人のユーザーが影響を受けた可能性がある。18年に改善策が講じられたという。
グーグルは位置情報の管理を単純化し分かりやすくすることで問題を解決したと説明した。