[深セン 12日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が12日発表した上期決算は純利益が52%減少した。米政府の制裁に加え、厳しい経済情勢で顧客の需要が低迷した。
売上高は前年比5.9%減の3016億元(447億3000万ドル)。第1・四半期が大幅な減収となった。
胡厚崑・輪番会長は「デバイス事業が大きな影響を受けたが、情報通信技術インフラ事業は安定した成長を維持した」と表明した。
ロイターの算出によると、利益率は5%に低下した。純利益は150億8000万元。前年同期は313億9000万元だった。
スマートフォンとノートパソコンを販売するデバイス事業は、景気低迷、新型コロナウイルス流行に伴う混乱、サプライチェーンの問題が重しとなった。同事業の売上高は25%以上減少し1013億元。
新技術や新事業への投資を拡大したことも、利益に影響した。