[上海 16日 ロイター] - 中国国家市場監督管理層局(SAMR)は16日、開けるまで中身の品物が分からないおもちゃ箱「盲盒(ミステリーボックス)」の販売・宣伝に関する規制案を公表した。
日本のカプセル型トイに似ている盲盒はここ数年大流行している商品で、玩具大手の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート・インターナショナル・グループ)などの企業が大展開。SAMRが示した規制案は、この盲盒の販売に一定の歯止めをかける狙いがある。
規制案によると、盲盒の売り手は法外に高い価格設定が禁止されるほか、買い手が「理性的に」購入する仕組みを工夫するよう求められる。また8歳未満の子どもへの販売は認められず、8歳以上でも未成年の場合は販売に際して保護者の許可が必要となる。
SAMRは、8月30日まで規制案に対する意見を募集するとしている。