[16日 ロイター] - アイルランドを拠点とする医薬品メーカーのエンドー・インターナショナルは16日、米連邦破産法11条の適用を申請した。オピオイド系鎮痛薬の乱用問題を巡る訴訟に対応するため。
米国ではオピオイド乱用を招いた責任があるとして医薬品メーカーを相手取り、数千件の訴訟が起こされている。米製薬会社パーデュー・ファーマは2019年9月、オピオイド訴訟に対処するため、破産法の適用を申請した。
エンドーのブレイズ・コールマン最高経営責任者(CEO)は声明で、「財務を圧迫している80億ドル以上の負債に対処し、弁護費用などが維持できないほどに上る数千件のオピオイド関連訴訟に終結への道筋を付けることで、当社は前進できる」と述べた。
同社がニューヨークで提出した破産法適用申請書によると、資産と負債は10億─100億ドル。