[メルボルン 17日 ロイター] - 豪石油・ガス大手サントスは17日、米アラスカ州ピッカ鉱区における26億ドル規模の石油開発プロジェクトを進めると発表した。
決定は予想外と受け止められ、上半期決算が過去最高益となったにもかかわらず株価が下落した。
ケビン・ギャラガー最高経営責任者(CEO)はピッカでの石油開発は「極めて優れたプロジェクトだ」とし、1バレル=60ドルの原油価格に基づく収益率は19%になるとの見通しを示した。
ピッカでの生産開始は2026年を予定し、生産量は日量8万バレルになるとしている。
サントスの株価は2.4%下落した。
上半期の基礎的純利益は4倍の12億7000万ドルになった。ガス・石油価格の大幅上昇とオイルサーチ買収による生産量増加が寄与した。ビジブル・アルファによると、利益は予想(約11億3000万ドル)を上回った。
中間配当は約38%増の1株当たり0.076ドルとした。また自社株買いを2億5000万ドルから3億5000万ドルに拡大した。