[ロンドン 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州証券市場監督局(ESMA)は12日、担保として支払う必要のある一定の証拠金の確保に苦戦しているエネルギー企業に対する救済案を検討していると発表した。
電力会社は債務不履行に備え、電力を供給する前に最低限の「証拠金」を維持する必要がある。ただ、このような証拠金はエネルギー価格の高騰に連動して急増している。
ESMAの広報担当者は「一部の市場参加者に負担がかかっていると認識している。監督上の監視のほか、何らかの規制措置が必要かどうかを積極的に検討している」と指摘。「これには担保やサーキットブレーカー制度などが含まれる」とした。