ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

ノルウェー政府系ファンド、投資先に温暖化ガスのネットゼロ要請

発行済 2022-09-20 17:07
更新済 2022-09-20 19:00
© Reuters. 運用資産が1兆2000億ドルと世界最大を誇るノルウェー政府系ファンドは20日、気候変動対策の国際的枠組みである「パリ協定」に沿って2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼ

[オスロ 20日 ロイター] - 運用資産が1兆2000億ドルと世界最大を誇るノルウェー政府系ファンドは20日、気候変動対策の国際的枠組みである「パリ協定」に沿って2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロ(ネットゼロ)を目指すよう企業に要請することで、保有資産の脱炭素化を図ると発表した。

同ファンドを運営するノルウェー・バンク・インベストメント・マネジメント(NBIM)のニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)は声明で、「気候リスクの管理方法に関して世界をリードする投資家になることが目標」と表明。

「われわれの長期的なリターンは、投資先の企業がゼロエミッション(温暖化ガス排出ゼロ)社会への移行をどのように管理するかに完全にかかっている」とした。

ノルウェー財務省は今年、同ファンドが投資先である9300社に対し、ネットゼロの目標を採用するよう働きかけるべきだと提案していた。

© Reuters. 運用資産が1兆2000億ドルと世界最大を誇るノルウェー政府系ファンドは20日、気候変動対策の国際的枠組みである「パリ協定」に沿って2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロ(ネットゼロ)を目指すよう企業に要請することで、保有資産の脱炭素化を図ると発表した。写真は2018年3月、オスロで撮影(2022年 ロイター/Gwladys Fouche)

同ファンドは新たな計画の下で温暖化ガスの排出量が多い174社との対話を優先するほか、投資先の全ての企業に対し2050年までのネットゼロに向けた計画の策定を求める。株主総会で反対票を投じたり、動議を提出することがあるとしている。

ただ目標を達成するために排出量の多い企業の株式を売却することはないと改めて表明。変化を促すため「積極的な株主」であり続けると述べた。

同CEOは「排出量を削減する簡単な方法は売却だが、誰かがそうした企業を保有しなければならず、売却しても問題は解決しない」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます