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日経平均は4日続伸。
5日の米株式市場でダウ平均は42ドル安と小反落。
9月サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況指数が予想を上回ったことで大幅利上げ観測が再燃し、長期金利の上昇に伴い売りが先行。
押し目買いから下げ渋ると一時上昇に転じる場面があったが、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁のタカ派発言を受けて再び下落に転じて終了した。
ナスダック総合指数も-0.24%と反落。
前日に先物取引を通じて米国株の軟化を織り込んでいたこともあり、日経平均は17.45円高と上昇スタート。
ダウ平均先物の上昇などを支援要因に寄り付き直後から買いが先行したが、連日の反動を警戒する動きもあり、前引けまでは高値圏でのもみ合いが継続。
後場に入ってからは再び強含み、寄り付き直後に前場の高値を更新したが、その後は再びもみ合いとなり、こう着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比190.77円高の27311.30円となった。
東証プライム市場の売買高は11億3943万株、売買代金は2兆7187億円だった。
セクターでは鉱業、電気機器、海運を筆頭に全般買い優勢の展開となり、下落したのは電気・ガス、食料品、小売、精密機器の4業種のみとなった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の73%、対して値下がり銘柄は22%だった。
個別では、東エレク (TYO:)やルネサス (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)の半導体関連が買われ、レーザーテック (TYO:)はレーティング格上げも寄与。
三井ハイテック (TYO:)、TDK (TYO:)、村田製 (TYO:)、イビデン (TYO:)、ローム (TYO:)などハイテク株も強い。
石油輸出国機構(OPEC)プラス会合での予想以上の減産決定に伴う原油市況の上昇を受けてINPEX (TYO:)、石油資源開発 (TYO:)の鉱業ほか、三井物産 (TYO:)、丸紅 (TYO:)の商社も上昇。
メルカリ (TYO:)、ラクス (TYO:)、マネーフォワード (TYO:)などのグロース株は大幅高。
材料関連では、みずほFG (TYO:)による楽天証券への出資報道を受けて楽天G (TYO:)が大きく上昇。
薬王堂HD (TYO:)は決算が好感されて急伸、サンエー<
2659>も決算を手掛かりに大幅高。
パーク24 (TYO:)とUアローズ (TYO:)はレーティング格上げを受けて大きく上昇となった。
一方、トヨタ自 (TYO:)、三菱自 (TYO:)、SUBARU (TYO:)の自動車、KDDI (TYO:)、ソフトバンク (TYO:)の通信、武田薬 (TYO:)、塩野義 (TYO:)、アステラス製薬 (TYO:)の医薬品、花王 (TYO:)、資生堂 (TYO:)、しまむら (TYO:)など内需系が軟調。
第1四半期決算の低調な出足が嫌気されたウェザーニューズ (TYO:)は急落。
同様に決算を材料にイオン<
8267>、イオンファンタジー (TYO:)が大きく下落した。
後場の取引時間中に決算を発表した三協立山 (TYO:)は6-8月期の営業赤字が嫌気されて急落。
ほか、イーレックス (TYO:)、レノバ (TYO:)、東北電力 (TYO:)、東京電力HD (TYO:)など電気・ガス関連株で弱い動きがみられた。
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