■10月12日朝、一時146円20銭台をつける
円相場が10月12日午前9時を過ぎて再び円安進行となり、一時146円20銭台をつけた。日銀が9月22日に行った円買い介入の水準は1ドル145円台後半と推測されている。昨11日からこの水準を割り込む値動きだったが、12日はこれを完全に突破する円安進行となった。
「鈴木俊一財務相は、11日の閣議後の記者会見で、1ドル=145円台後半で推移している足元の円相場の動向について『万が一、今後過度な変動があれば、適切な対応をとる』と述べた。『いまの為替の動向については強い緊張感をもって注視をしている』と語った」(日本経済新聞のサイト10月11日12:17)と伝えられている。
ただ、この円安について、今のところ米国なども同調する「協調介入」の様子は見られず、日銀による「単独介入」では効果が限定的との予想が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)