ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

欧米為替見通し:「ドル・円は上げ渋りか、地政学リスクは後退も米引き締め鈍化に思惑」

発行済 2022-11-16 17:25
更新済 2022-11-16 17:30
© Reuters.
16日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。
ポーランドのミサイル着弾に関し、地政学リスクが後退すれば安全通貨の円は売られやすい。
一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め鈍化の思惑から、ドル買いは縮小しそうだ。


15日発表された米生産者物価指数(PPI)は低調な内容となり、FRBの利上げペース鈍化の観測からドル売り先行。
ただ、当局者はタカ派姿勢を維持し、ドル売りは抑制されている。
一方、ポーランドへのミサイル着弾で地政学リスクが高まり、ユーロ・ドルは1.0470ドル台から1.0280ドル台に、ドル・円は139円半ばから137円60銭台にそれぞれ下落。
本日アジア市場は足元の懸念が弱まり、安全通貨売りでドル・円は上昇した。


この後の海外市場は地政学リスクと米金融政策への思惑が交錯しやすい。
バイデン米大統領はポーランドに着弾したミサイルはロシアから発射された可能性は低いとの見方を示し、地政学リスクの後退で円売りが主要通貨を押し上げる見通し。
一方、米消費者物価紙数(CPI)の失速を受けブレイナードFRB副議長は14日の講演で今後の利上げペース鈍化の可能性に言及。
最もタカ派的な当局者の見解から、一段のドル買いは抑制されるとみる。



【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧州中央銀行(ECB)金融安定報告
・22:30 米・10月小売売上高(前月比予想:+1.0%、9月:0.0%)
・22:30 米・10月輸入物価指数(前月比予想:-0.4%、9月:-1.2%)
・22:30 カナダ・10月消費者物価指数(前年比予想:+6.9%、9月:+6.9%)
・23:15 米・10月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、9月:+0.4%)
・23:15 米・10月設備稼働率(予想:80.4%、9月:80.3%)
・23:50 ウィリアムズNY連銀総裁基調講演(米国債市場会議)
・24:00 米・11月NAHB住宅市場指数(予想:36、10月:38)
・24:00 米・9月企業在庫(前月比予想:+0.5%、8月:+0.8%)
・24:00 バー米FRB副議長(金融監督担当)証言(下院金融サービス委員会)
・24:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・04:35 ウォラー米FRB理事討論会参加(経済見通し)
・06:00 米・9月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)(8月:+1979億ドル)


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます