[ベルリン 25日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムの米独仏を含む世界中の拠点の従業員は年末商戦「ブラックフライデー」に合わせてストライキに入る見込みだ。1年で最も忙しい日の一つである25日に賃金改善などを求める。
グローバルなキャンペーン「Make Amazon Pay」には、30カ国以上で計画されている争議行為がリストアップされている。
ドイツでは、アマゾンの倉庫20カ所のうち9カ所でデモが行われたものの、同社は25日朝、ドイツ国内の従業員の大半は通常通り勤務していると発表した。
ストライキを呼びかけたドイツ統一サービス産業労働組合(ベルディ)は、小売・通信販売部門での団体交渉を認めることや、福利厚生の改善などを要求している。
フランスでは、フランス労働総同盟(CGT)などが8カ所の倉庫でストライキを呼びかけた。ただアマゾン・フランスは、これまでのところ業務に支障をきたすような兆候は見られないとした。