[シンガポール 26日 ロイター] - シンガポールの与党・人民行動党(PAP)は26日、新たな幹部人事を発表した。ローレンス・ウォン副首相兼財務相が、序列第2位の副書記長に昇格した。これにより、同氏が首相に就く道筋が一段と固まった。
PAP書記長であるリー・シェンロン首相は今年、ウォン氏が後継者になると発表した。
リー氏は首相交代時期について、2025年までに開かれる総選挙の前後になるとしている。
南洋理工大学のワリド・ジャンブラット・ビン・アブドラ助教授は、今回の発表が市場やビジネスに影響を与える可能性は低いと指摘。党は長年存在し続けており、イデオロギーなども変わっていないと説明した。PAPは1965年の独立以来、政権を握り続けている。