[東京 28日 ロイター] - ホンダは28日、自動車生産を手掛ける中国合弁・東風本田汽車の武漢工場(湖北省武漢市)の稼働を取り止めた。新型コロナウイルスの影響で周辺が封鎖され、従業員が出社できないため。
ホンダの広報担当者が明らかにした。同日中に29日以降の稼働を決める。
コロナの感染拡大が続く中国は、行動制限を伴う厳格な規制を実施。前週末には、これに反発する抗議活動が複数の都市で相次いだ。
ホンダは、芝刈り機や船外機などを手掛ける重慶工場(重慶市)の停止期間を延ばすことも決めた。今月10日から25日まで稼働を止める予定だったが、12月2日まで延長する。
一方、ヤマハ発動機は重慶市の二輪工場について今月21日から一部稼働を再開したものの、全面再開の時期は未定、としている。広報担当者が取材に答えた。同工場は感染拡大や行動制限などの影響により、同11日から20日まで全面的に稼働停止していた。