[ワシントン/ロサンゼルス 29日 ロイター] - 米民主党のペロシ下院議長は29日、米経済に深刻な影響をもたらす恐れのある鉄道労働者によるストライキの可能性阻止に向けた採決を下院で30日に実施する計画と明らかにした。
ペロシ氏はバイデン大統領と与野党の議会指導部との会合後、「ストを回避しなくてはならない」とし、政府の仲介で米鉄道関連労組と経営側が9月に暫定合意した暫定労使協定案履行を求める採決を実施すると述べた。
バイデン大統領は会合で、スト回避を「確信している」とし、「議会はスト回避に向け行動する必要がある。簡単なことではないが、やらなければならない。経済はリスクにさらされている」と述べた。
米鉄道労働者は12月9日にもストに突入する可能性がある。
バイデン大統領は28日、ストに突入すれば最初の2週間だけで最大76万5000人が職を失う恐れがあると警告した。