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日経平均は304円高でスタート、東エレクやアドバンテストなどが上昇

発行済 2022-12-01 09:58
更新済 2022-12-01 10:00
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28273.13;+304.14TOPIX;1996.72;+11.15


[寄り付き概況]

 1日の日経平均は304.14円高の28273.13円と5日ぶり反発して取引を開始した。
前日1
1月30日の米国株式市場は大幅上昇。
ダウ平均は737.24ドル高の34589.77ドル、ナスダックは484.22ポイント高の11468.00で取引を終了した。
中国政府がコロナ規制を巡り軟化の兆しと報じられ、寄り付き後、上昇。
その後、パウエル議長のイベントを控えた長期金利の上昇を警戒し下落に転じた。
午後に議長が参加した討論会で過剰な利上げを回避するために利上げ減速の時期に来たとし早くて12月の利上げ減速の可能性も示唆したため買戻しが加速し再びプラス圏を回復。
終盤にかけ上げ幅を拡大し終了した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。
中でも、ナスダック総合指数が4.41%高、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5.85%高と、ダウ平均(2.18%高)より上昇率が大きく、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。
一方、中国の
「ゼロコロナ」政策の早期見直しを期待する向きがあるものの、ゼロコロナ政策が経済の下押し圧力になるとの懸念は払しょくできず、東京市場の株価の重しとなった。

また、今晩発表される10月の米個人所得・個人消費支出(PCE)や明晩発表の11月の米雇用統計を見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された7-9月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比9.8%増だった。
同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は11月20-26日に国内株を5週連続で買い越した。
買越額は4429億円だった。
今日は、サイフューズ (TYO:4892)が東証グロースに上場した。


 セクター別では、電気機器、金属製品、機械、精密機器、情報・通信業などが値上がり率上位、保険業、不動産業、卸売業、鉄鋼、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、東エレク (TYO:8035)、アドバンテスト (TYO:6857)、ソフトバンクG (TYO:9984)、エムスリー (TYO:2413)、リクルートHD (TYO:6098)、ルネサス (TYO:6723)、日本電産 (TYO:6594)、エーザイ (TYO:4523)、資生堂 (TYO:4911)、ディスコ (TYO:6146)、富士通 (TYO:6702)、キーエンス (TYO:6861)、楽天グループ (TYO:4755)、ファーストリテ (TYO:9983)、SMC (TYO:6273)、ダイキン (TYO:6367)、ソニーG (TYO:6758)などが上昇。
他方、三菱重 (TYO:7011)、第一生命HD (TYO:8750)、東京海上 (TYO:8766)、日本郵政 (TYO:6178)、伊藤忠 (TYO:8001)、三井物産 (TYO:8031)、キヤノン (TYO:7751)、日立 (TYO:6501)、りそなHD (TYO:8308)、みずほ (TYO:8411)、武田薬 (TYO:4502)、JR東海 (TYO:9022)、日本製鉄 (TYO:5401)などが下落している。


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