[7日 ロイター] - 米連邦検察当局は、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの創業者で前最高経営責任者(CEO)のサム・バンクマンフリード氏が今年5月に2つの暗号資産を巡って市場を操作し、それが自身の暗号資産取引所の破綻につながったかどうかを捜査している。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が7日に報じた。
具体的には、FTXやアラメダ・リサーチを含めた同氏の支配する企業の利益のために「テラUSD」と「ルナ」という2暗号資産の価格を操作したかどうかを調べているという。
同紙によると、捜査は初期段階にあり、検察が同氏による不正行為を断定したかどうか、いつからテラUSDとルナの取引について調べ始めたかは不明だ。
マンハッタン検察当局の広報官からは今のところコメントを得られていない。
FTXとアラメダ・リサーチからはコメントを得られなかった。