[ベルリン 6日 ロイター] - 独連邦統計庁が6日発表した11月の鉱工業生産受注指数は季節・日数調整後で前月比5.3%低下した。外需の落ち込みにより市場予想を大きく下回り、1年強ぶりの大幅なマイナスとなった。
ロイターがまとめたアナリスト予想は0.5%低下だった。10月は0.6%上昇に下方修正された。
ユーロ圏からの受注は前月比10.3%減、ユーロ圏外からの受注は6.8%減となった。
VPバンクのチーフエコノミスト、トーマス・ギッツェル氏は「エネルギー価格の高騰がいかにユーロ圏に重くのしかかっているかを示している」と述べた。
経済省は「企業の業績予想は最近改善しているが、産業界は厳しい冬を迎えている」と指摘した。