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建設技術研究所や京成バスなど6事業者、2022年度千葉市未来技術等社会実装促進事業(自動運転車社会実装サポート事業)に基づく自動運転実証実験を実施

発行済 2023-01-12 15:49
更新済 2023-01-12 16:05
© Reuters.  建設技術研究所や京成バスなど6事業者、2022年度千葉市未来技術等社会実装促進事業(自動運転車社会実装サポート事業)に基づく自動運転実証実験を実施

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)、京成バス、損害保険ジャパン、アイサンテクノロジー、埼玉工業大学、東海理化の6事業者は、千葉市から公募された、千葉市未来技術等社会実装促進事業の自動運転車社会実装サポート事業に採択された。提案した事業計画に基づき、2023年1月21日、22日に幕張新都心地域において自動運転車の実証実験を行うこととなった。

 同事業において、建設技術研究所は、自動運転移動サービスの社会実装に向けて、自動運転バスの社会受容性と自動運転バスサービスの事業性の評価などのサービス検証を行う。

1.背景と経緯

 千葉市では、2016年1月に「幕張新都心を中核とした『近未来技術実証・多文化都市』の構築」を掲げ、国家戦略特区の指定を受け、先端技術を活用したドローンや自動運転等の技術実証や新たなビジネスモデルの創出に向けた取り組みが進められてきた。

 その一環として、高齢者や障がい者、さらに外国人を含めた多様な方がその時々の交通事情などに応じたモビリティを選択し、すべての人々がストレスなく付加価値のある快適な移動を実現するため、幕張新都心内の駅、住居地区、商業施設、公園(海辺)などの拠点間を結ぶ地域限定、路線限定ルートでの自動運転車の導入を見据え、社会実装を想定した実証実験の実施事業者が公募された。

 実施事業者は、千葉市の公募趣旨・目的に賛同し、連名で事業計画を策定し、千葉市に対して提案を行い採択された。提案では、幕張新都心地域での自動運転の技術的課題とその解決方法を検証するともに、2023年のJR京葉線幕張豊砂駅開業を見据え、地域住民の生活に必要な旅客輸送の確保、都市の回遊性向上や街全体の賑わい創出に向けた、自動運転技術による移動サービス実装の可能性を検証することを目指している。

2.同事業における実証実験の概要

 実施事業者は、自動運転移動サービスの社会実装に向けて、中型自動運転バスを2日間運行し、「技術検証項目」と「サービス検証項目」の検証を行いる。実証概要は以下のとおりである。

【実証概要】

(1)実施期間:2023年1月21日(土)、22日(日) (2)使用車両:日野レインボーⅡベース中型自動運転バス  (自動運転システムAutoware、LiDAR、GNSSアンテナ等搭載)  実証時定員:最大14名 (3)検証項目  技術検証項目   ・車両・自動運転技術の検証   (LiDARによる自車位置推定技術、遠隔監視など)   ・道路環境・交通環境への適用検証  サービス検証項目   ・自動運転バスの社会受容性の検証   ・自動運転バスサービスの事業性の検証 (4)走行ルート:イオンモール幕張新都心~ZOZOマリンスタジアム~幕張ベイタウン~幕張ベイパーク~イオンモール幕張新都心

OpenStreetMap contributors  ※オープンソースの自動運転ソフトウェア(Autowareは、The Autoware Foundation の登録商標である。)

3.実施事業者の役割分担

・京成バス=実証全体総括、運転ドライバー手配 ・損保ジャパン=実証全体統括補佐、自動運転リスクアセスメント ・アイサンテクノロジー=自動運転車両手配、自動運転用3次元地図作成、自動運転走行の遂行、技術評価結果まとめ ・建設技術研究所=アンケート調査計画及び調査の実施、調査結果の集計・ニーズや社会的受容性の分析 ・埼玉工業大学=自動運転車両提供、チューニング支援、ドライバートレーニング対応 ・東海理化=車体周辺の遠隔カメラ映像伝送機能の提供・評価 (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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