プレミアムデータを入手しましょうサイバーマンデーで 最大55%引き InvestingPro特別セールを請求する

重要イベントが通過し投資家の関心は企業業績へ

発行済 2023-01-19 08:29
更新済 2023-01-19 08:30
© Reuters.
 19日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第に底堅さが意識されてきそうだ。
18日の米国市場はNYダウが613ドル安だった。
12月生産者物価指数(PPI)が予想以上に鈍化しインフレ圧力の低下で金利先高懸念が後退したため、買い先行で始まった。
ただし、12月小売売上高や12月鉱工業生産が予想以上に悪化し景気減速が明らかになるなか、クリーブランド連銀のメスター総裁は追加利上げが必要とタカ派姿勢を再表明し、売りに転じた。
さらに、セントルイス連銀のブラード総裁も次回会合での0.5%の利上げの必要性を指摘したことが嫌気され下落に転じた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円安の26470円。
円相場は1ドル128円80銭台で推移している。


 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行から始まることになりそうだ。
昨日は日銀の金融政策決定会合の結果を受けて先物主導で買戻しの動きが強まり、日経平均は一時26800円を回復する場面も見られた。
2%を超える大幅な上昇の反動が意識されやすく、想定内の一服といったところだろう。
重要イベントが通過し仕掛け的なトレードも落ち着くことになろうが、緩和政策の継続によって売り一巡後の底堅さを見極め、次第に押し目を拾う動きが意識されてきそうだ。


 日経平均は昨日の大幅上昇で25日線を突破してきており、同線が位置する26612円辺りでの底堅さが見られれば、センチメントは悪化しないだろう。
ただし、同線を割り込み、上値の重さが意識される局面においては、短期的ながら売り仕掛け的な流れは警戒しておきたいところだ。
また、来週から決算発表が本格化してくる。
主要企業の決算発表の結果を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすいだろう。
米国についてもマイクロソフトが1万人の削減を発表するなど、ハイテク企業の経営環境に対する不透明感もあり、積極的には手掛けづらいところだ。


 そのため、物色の流れとしては日経平均の売り一巡後の底堅さを見極めつつ、こう着感を強めてくる局面においては、中小型株に資金がシフトしやすいだろう。
個別に材料の出ている銘柄のほか、テーマ性のある銘柄などでの短期的な値幅取り狙いの商いに向かわせそうだ。


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます