[ソウル 15日 ロイター] - 北朝鮮国営メディアが9日放映した軍事パレードの映像によると、朝鮮人民軍は再編に伴い大陸間弾道ミサイル(ICBM)部隊を創設した可能性がある。
軍事パレードに登場したICBM発射装置には、これまで知られていなかった旗が付けられていた。
韓国統一研究院(ソウル)のシニアフェローは、これについて「ICBMの新部隊の存在が事実上確認された」と指摘。近く固体燃料式のICBMの発射実験が行われる可能性があるとの見方を示した。
北朝鮮の専門部隊の多くには独自の部隊旗があるが、過去の軍事パレードに登場したICBMには、国旗が掲げられるか、旗自体が掲げられていなかった。
国営・朝鮮中央通信(KCNA)は13日、朝鮮人民軍の再編と軍旗の改定について報道。今回の変更は「強力な軍を建設する」取り組みに沿ったものだと伝えた。
「朝鮮人民軍の多くの部隊が拡大・再編され、新たな情勢・環境に必要な主要作戦戦闘任務を付与された。部隊全体の戦略的・戦術的任務が変わった」としている。