
[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比194円58銭高の2万7696円44銭と、反発して取引を終えた。前日の米株高を好感して日本株はしっかりの展開が続いた。堅調な米小売指標を受けて米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が高まったほか、為替の円安進行が支援材料となった。特に、自動車株や値がさ株が堅調に推移した。
日経平均は寄り付きから150円高と、底堅くスタートし、その後も上げ幅を広げた。値がさ株が総じてしっかりで指数を押し上げたほか、インバウンド(訪日客)の増加が好感され百貨店株などリオープン(経済再開)関連が買われた。アジア株や時間外取引の米株先物の底堅い動きも支えとなった。ただ、2万7700円台では上値の重さが意識され、上昇一服後は一進一退の展開が継続。後場の値幅は49円程度にとどまり、終盤にかけてもみ合った。
国内企業の決算が一巡し、マーケット参加者の関心は再び米金融政策動向に集まっている。市場では「米経済指標は堅調で、金融引き締め長期化懸念が依然としてくすぶり、日経平均は上値の重さが意識されそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との意見が聞かれた。
一方、フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏は、日米の金融政策動向に対して市場はまだ明確な見通しを立てられず、気迷いから「日本株は膠着感の強い相場になっている」と指摘する。日経平均のボラティリティは足元低下しており、底堅さも確認されるものの、「悪材料が出ると強く反応しやすいとみられ、下振れリスクに注意が必要」(笹木氏)という。
TOPIXは0.67%高の2001.09ポイントで取引を終了。2カ月半ぶりに2000ポイントを上回った。東証プライム市場指数は0.67%高の1029.70ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は2兆6373億8100万円だった。東証33業種では、その他製品、輸送用機器、ゴム製品など28業種が値上がり。パルプ・紙、銀行業、水産・農林業など5業種は値下がりした。
個別では、トヨタ自動車が2%高、日産自動車、三菱自動車工業がそれぞれ4%高と堅調に推移した。トヨタ自動車が前日、3月のグローバル生産台数について、90万台程度(国内約35万台、海外約55万台)を見込んでいると発表し、自動車セクターは今後挽回生産が期待できそうだ、との指摘があった。
ホットランドは3%安と軟調。同社は15日、2023年12月期の連結営業利益予想を前期比14%減の15億円と発表し、嫌気された。
プライム市場の騰落数は、値上がり1291銘柄(70%)に対し、値下がりが479銘柄(26%)、変わらずが66銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27696.44 +194.58 27654.72 27,597.12─
27,727.66
TOPIX 2001.09 +13.35 1996.09 1,993.35─2
,002.22
プライム指数 1029.70 +6.85 1027.27 1,025.75─1
,030.30
スタンダード指数 1042.43 +8.24 1037.21 1,037.01─1
,042.43
グロース指数 992.00 +19.08 978.98 977.79─994
.32
東証出来高(万株) 114174 東証売買代金(億円 26373.81
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