[ワシントン 8日 ロイター] - マッカーシー米下院議長(共和党)は8日、ウクライナを訪問する計画はないとし、ゼレンスキー大統領からのウクライナへの招待を辞退した。CNNが報じた。
ゼレンスキー大統領は8日放映予定のCNNとのインタビューで、「マッカーシー氏はここに来て、われわれがどのように動き、何が起きているのかを見てもらいたい。そしてその後、自分の憶測を立てて欲しい」と語り、マッカーシ氏にウクライナの状況を直接見るよう促した。
ゼレンスキー大統領からの招待について尋ねられたマッカーシー下院議長はCNNに対し、「私は引き続きブリーフィング(簡潔な情報説明)などを受けるが、状況を確認するためにウクライナや首都キーウに足を運ぶ必要はない」と応じた。
昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、米国はウクライナに対し320億ドル近い支援を実施。共和党議員の一角は追加支援に難色を示しており、マッカーシー下院議長も「白紙の小切手」は切らないという認識を示している。