
[チューリヒ 20日 ロイター] - UBSによるクレディ・スイス買収で新しい時代を迎えるスイス金融業界だが、銀行従業員団体は救済買収に伴う今後の人員削減を懸念していると表明した。
両金融機関は長年にわたり世界金融の柱となってきた。金融に経済を大きく依存するスイスでは、中央銀行によると、2行の総資産は国内総生産(GDP)の140%にも達する。
「スイス銀行従業員協会」はロイターに寄せた声明の中で、UBSに対し、人員削減を「絶対最小限」にとどめるよう要求。「非常に多くの従業員の雇用が危機に瀕している」とし、経営陣と連絡を取り合っていると明らかにした。
国内ではUBSの支配的な立場に懸念を示す声も出ている。チューリヒ大学のトビアス・ストラウマン教授(経済史)は、当局が競争に対処するための特別条件を設けなかったことは「驚くべきこと」だと指摘した。
スイスのメディアも今回の展開に衝撃を受けている。
ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング紙は「ゾンビは消えたが、モンスターが生まれた」との見出しで論評し、今回の結果に至ったクレディ・スイスの傲慢さとプライドを非難した。
ターゲス・アンツァイガー紙は社説で、今回の件を「歴史的スキャンダル」と表現。「新しいメガバンクにはメリットがあるが、納税者、顧客、従業員にはデメリットがある」と指摘し、今後の容赦ない人員削減を警告した。
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